おおさか東線をより便利に、
豊かにする路線へ
おおさか東線をより便利に、
豊かにする路線へ
おおさか東線について
おおさか東線は大阪東部の拠点地域を南北方向に相互に結び付けることで、各駅周辺を中心とした活気あふれる街づくりを促進し、より便利に、より豊かにする路線として活用されるように計画されました。
プロジェクトの流れ
おおさか東線(城東貨物線の旅客線路化)のプロジェクトは1950年代からあったと聞きます。その長い期間の間に多くの人々が尽力をつくし基本構想を作り上げたと思います。その後道路や駅前広場・インフラの整備、土木高架の設計等を行い、そして最後の部分が駅設計となります。
弊社では放出-新大阪間の4駅(JR野江・城北公園通・JR淡路・南吹田)の建築意匠設計を行いました。駅設計の中には旅客流動部と駅後方施設部分があり、旅客流動部はお客様の使用する部分となりますので、安全性・快適性・デザイン性そしてバリアフリー等を考慮し設計します。駅後方施設は駅員が使用する部分となりますので、機能性を重視した設計となります。その他に土木・構造・電気・空調等の取合い調整も行います。
最も苦労したポイント
4駅同時に設計を受けたことで4駅のデザイン及び納まりの統一化を基本に設計を進めたのですが、高架躯体の形状が各駅で異なるため、統一出来ない部分もあり、設計の難しさを実感しました。ただし、統一化による設計期間の短縮ができたことは非常にメリットがあったと考えられます。
完成したときの感想
2019 年 3 月 16 日おおさか東線開業(放出-新大阪間)長い年月をかけて大きなプロジェクトがひとつ完成した喜びを実感しております。
今後多くの駅設計に携わることとなりますが、おおさか東線で培った経験を生かして、より良い設計を心掛けて行きたいと思います。
設計室長 嵯峨崎
人々の記憶に残る出会いや別れがある駅の設計に携わる事ができ、自分が作った駅に誇りが持てます。駅設計は簡単ではありませんが、色々な事にチャレンジしたい人には適した職場環境です。